【ダンス初心者必見!】アイソレーションの効果と最初にやるべき練習
ダンスをやり始めた方がまず最初にぶつかる壁、アイソレーション。どんなジャンルをやるにしても必ず通ることになるダンスの基本ですが、初心者のうちはなかなかコツが掴めないものです。今回はそんな最初の難関、アイソレーションについて、
■アイソレーションは何のためにやるのか
■練習のコツ
■部位別の練習方法(首、肩、胸、腰)
など、初心者がアイソレーションを習得するために必要なことを解説していきます!
アイソレーションとは?何のためにやるのか
アイソレーションとは「隔離」、「分離」を意味する言葉で、簡単に言うと体のある一部分だけを動かすことです。例えば日常の動作で首や肩などを動かす時、普通周りの他の部分も一緒に動いてしまいます。しかしダンスの場合、動かしたい部分以外が無意識に連動してしまうと、次のような困ったことが起こります。
■余計なところが傾いたり動いたりして見栄えが悪い
■大きな振り付けなどで急な体勢の変化についていけなくなることがある
つまり、正確で綺麗な動きができないのです。逆にアイソレーションができるようになることで、できる振り付けの幅が広がり、見栄えも良くなります。そのため、アイソレーションはダンスのジャンルに関わらず、必ず必要になる基礎なのです。
練習の仕方
アイソレーションのやり方で1番大切なのは、正しいやり方で練習するということです。アイソレーションは体で覚えるタイプのものなので、一度間違った方法で覚えてしまうと矯正するのが大変です。できればダンス教室の先生に直接教えてもらうのがベストですが、独学でやりたい方は、YouTubeにレクチャー動画が多数あるので、それをよく見ながら練習しましょう。
また、アイソレーションを独学で覚える場合、他にも次のようなことに注意が必要です。
注意点①鏡や録画で自分の動きを確認する
自分の感覚ではできていると思っても、見てみると思わぬところが動いたり傾いたりしてしまっているものです。全身が映る鏡を使って、自分がレクチャー動画通りの動きができているか確認しましょう。また、鏡では見えない角度から録画してみるのもおすすめです。
注意点②最初は大きくゆっくり動かす
アイソレーションの練習では、ある動きをする時に、どこを動かし、どこを動かさないのかを把握することがとても大切です。練習は音楽のリズムに合わせて行うのが一般的ですが、音についていくことが精一杯になってしまうと、細かい部分までしっかり意識できません。
最初のうちはなるべくテンポがゆっくりのものを選び、動いている部分を意識しながら練習するのがおすすめです。また、初めはなかなか難しいことですが、なるべく大きく体を動かすようにしましょう。
注意点③できるだけ毎日練習する
アイソレーションは最終的には特に意識しなくてもできるくらい、しっかりと体に染み込ませる必要があります。このような体で覚えるタイプのものは、毎日練習することがとても大切です。スポーツの経験がある方なら、1日練習しなかった日の後に体が鈍った気がする…という経験はありませんか?
アイソレーションでもその現象は起こります。短時間でも良いので、なるべく毎日時間をとって練習するようにしましょう。
部位別のやり方
最後に、部位別のアイソレーションのやり方を解説していきます。最終的には体の細部までアイソレーションができるように練習していきますが、最初は比較的やりやすい首、肩、胸、腰を練習するのがおすすめです。
首のアイソレーション
頭の前後左右に壁があるイメージで、この四方の壁に頭をつけるように前後左右に動かします。
前:顎が上がらないように注意
後:顎を引くように
左右:頭をまっすぐにして左右の壁に耳をつけるイメージ
左右は少し難しいので、最初はバンザイポーズをしながら、二の腕に耳をつけるように動かして感覚を掴みましょう。また、肩が動いてしまう場合、胸のところで腕をクロスして肩が動かないように抑えるとやりやすくなります。
肩のアイソレーション
前後と上下に動かしていきます。肩を動かす時は肩先に意識が向きがちですが、肩甲骨の方を意識しましょう。
前:胸を後ろに引くイメージ
後:背中の方で肩甲骨をくっつけるように
上下:左肩上げて右肩下げる、左肩下げて右肩上げる、を交互に繰り返す
胸のアイソレーション
腰を落としてしっかり固定した状態で、前後左右に動かします。
前後:肩に対して胸が前・後ろに出るように動かす。肩の方ではなく胸を動かすように注意
左右:肩が斜めにならないように注意
肩や腰が一緒に動いてしまいやすいので鏡を見て肩の角度を確認しながら練習しましょう。
腰のアイソレーション
脚を軽く曲げて、上半身が地面に対して垂直になるようにまっすぐ下ろした状態で腰を前後左右に動かします。このとき、上半身はなるべく地面に垂直な状態を保ちましょう。最初は手を腰に添えて骨盤の動きを意識しながら行うのがおすすめです。