【秘話!】ダンサーとしての岡村隆史さんに迫る!
ナインティナインの岡村隆史さんの代名詞と言えば、「ダンス」。めちゃイケでEXILEとコラボしたり、三浦大知さんとコラボしたりするたびに、驚異的なダンステクニックと根性で、視聴者に感動を与えてくれました。
○岡村隆史さんのダンス史
○岡村隆史さんが得意とするブレイキンの技
○岡村隆史さんのブレイキンにまつわる活動
以上のポイントから、ダンサーとしての岡村さんに迫ります。
岡村隆史さんのダンス史
ナイナイの岡村さんは、国民的なお笑いコンビとして、今やお笑い界を代表する存在です。しかし、ダンス(特にブレイキン)の世界では、ダンス歴40年以上のレジェンドダンサーとして知られます。
岡村さんがブレイキンを始めたのは、小学校6年生の時。大阪梅田ナビオ前の歩行者天国で、ブレイキンを踊っている人に衝撃を受けたことがきっかけとされます。このとき、「俺もブレイキン(ブレイクダンス)をやりたい!」との思いを強くしたようです。
中学生になった岡村さんは、関西No.1ブレイキンチームである「ANGEL DUST BREAKERS」に所属しました。所属するや否や、その圧倒的な運動神経のよさでメキメキと頭角を現したようです。
ウィンドミル・Aトラックス・タートル・ヘッドスピン……。難易度の高いパワームーブを高いクオリティーでこなす「天才パワームーバー」として、関西どころか日本のダンスシーンでは、名の知れた存在でした。
同時期に「ZOO(関東を代表するダンス&ボーカルユニット)」に所属していたEXILEのHIROさんも、「岡村さんはダンサーとして本当に有名だった」と証言しています。
余談ですが、ANGEL DUST BREAKERSのリーダーであるマシーン原田さんは、「Japan Dance Delight」をオーガナイズする「ADHIP」の社長としても有名です。ANGEL DUST BREAKERSが日本のブレイキン史に与えた影響は、計り知れません。
https://www.dancedelight.net/
ナインティナインの名前の由来
ナインティナインのコンビ名の由来は「NSCの9期生」だからとされますが、別の由来の存在が割合最近明かされました。
2015年に開催されたイベント、「岡村隆史のDANCE BOKAN」で本人の口から語られたエピソードによると、コンビ名はブレイキンの技「1990(ナインティ※)」からきているそうです。
このエピソードは、ダンスイベントのオーディエンスに向けたリップサービスの可能性もあります。しかし、岡村さんご本人が公言したのですから、コンビ名の由来にはブレイキンの要素も少なからずあるのでしょう。
※ナインティとは?:片手で倒立しながら、手のひらで回転するブレイキンの大技
今や伝説?ゴリとのブレイキンバトル
近年のブレイキンブーム再燃を語る上で、今でも外せない有名な企画があります。2002年にめちゃイケで放送された、芸能界No.1ダンサーを決める企画、「ガレッジセール・ゴリvs岡村隆史」です。
週末のゴールデンタイムにダンスバトルが放送された衝撃は大きく、この企画が当時の若者のダンス熱を再燃させたと言われます。
2022年、「なるみ・岡村の過ぎるTV」にてガレッジセール・ゴリさんとの再戦が実現。さすがにスタミナには多少の衰えがあったかもしれませんが、ダンスに対する愛情や情熱が存分に感じられる企画でした。
岡村隆史さんが得意とするブレイキンの技
○スワイプス
○ヘッドスピン
○ラビット
○ウィンドミル
○Aトラックス
テレビのバラエティ番組などを見る限り、岡村さんは以上のような技を得意としている印象を受けます。ブレイキンの技なら、一通りこなせるのではないでしょうか。
1点補足すると、現代でもAトラックスは強力なパワームーブですが、80年代当時にこの技をこなせるB-boyは少数派でした。岡村さんが、天才と呼ばれた所以です。
岡村隆史さんのブレイキンにまつわる活動
EXILEとのコラボ(オカザイル)や三浦大知さんとのコラボ以外にも、岡村さんはダンスに関連して、いろいろな活動をしています。ダンサーとしての岡村さんの、最近の活動を2つ紹介しましょう。
キリンのCMへの起用
岡村さんは2006年(当時36歳)と2017年(同46歳)の2回にわたり、キリンのCMに起用されています。
一度目は、「ウィンドミル」「スワイプス」などを、バリバリにこなす姿を披露。二度目は体力の衰えを感じながらも、必死にパワームーブをこなす姿が印象的なCMでした。
JDSFブレイキン応援団長への就任
岡村さんは2020年、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)における、ブレイクダンス本部の応援団長に就任しました。かつて日本のブレイキンシーンを牽引し、現在に至るまでブレイキンを世間に浸透させてきた活動に対する、連盟の敬意の現れでしょう。
岡村さんのコメントを、以下に引用します(※)。
“ブレイキンは、性別、国籍関係なく、誰もが楽しめる熱狂できるスポーツです。私はこれまでブレイキンを通じて多くの方と出会い、多くの貴重な経験をさせていただきました。私を成長させてくれたブレイキンが多くの方に夢や勇気を与えられるよう、全力で応援していきます。”
https://breaking.jdsf.jp/news/
※引用元:JDSFブレイクダンス部公式HP
岡村さんのブレイキンに対する愛情や、誠実な人柄がうかがえるコメントではないでしょうか。今後、ブレイキンが正式競技として採用されるパリオリンピックに向けて、応援団長としてさらなる活躍が期待されます。