【厳選】ハウスミュージックの定番ナンバー7選

ディスコ時代に誕生し、クラブ全盛の現代でも根強い人気を誇るハウスミュージック。最近ハウスミュージックにハマりはじめ、定番のナンバーを知りたいと考える方も多いでしょう。


○ハウスミュージックの特徴・歴史

○ハウスミュージックの名盤


ハウスミュージックについて、以上のポイントから迫ります。


ハウスミュージックとは?


ハウスミュージックとは、クラブでDJによってかけられる「4つ打ちのリズムを基本としたダンスミュージック」です。リミックスやサンプリングなどの手法を使い、打ち込みによってつくられます。


BPM(1分間の拍数を表す音楽用語)は、120~130程度。人間が歩くスピードと、ほぼ同じテンポと言えるでしょう。 「クラブでかかる音楽は打ち込みが速い」という先入観がある方は、ハウスのテンポに少し驚かれるかもしれません。


伝説的なDJ「ラリー・レヴァン」が、ハウスミュージックの生みの親。諸説ありますが、70年代にシカゴのクラブハウス「ウェアハウス(ハウスミュージックの語源)」でパワープレイされたことから、一般にも広く知られるようになったとされます。


80年代に入り、クラブが本格的にディスコにとって代わると、DJが独自にアレンジを加えるスタイルが流行し、ハウスのスタイルとして定着しました。以降、幾多の名曲が誕生し現在に至ります。


歴史からもわかる通り、ハウスミュージックはクラブやディスコで踊るためにつくられる音楽です。「ヒップホップ」「レゲエ」「テクノ」「トランス」などは、ジャンルとしてそれぞれ厳密には違いますが、広い意味ではハウスミュージックと言えるかもしれません。


ハウスミュージックの名盤7選


「ハウスミュージックと言えばコレ!」という名盤を、厳選して7つ紹介します。いずれもハウス好きにはスタンダードな曲ばかりなので、最近ハウスに興味を持った方は、以下のナンバーから攻めてみてはいかがでしょう。


Move Your Body / MARSHALL JEFFERSON



ハウスミュージックの超定番、アンセム的なナンバーが「Move Your Body」です。ハウスの王道を行く心地よいサウンドとリズムが特徴。ハウスミュージックを知らない方でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。


シカゴの超大物プロデューサー、マーシャル・ジェファーソンが制作したナンバーの中でも、もっとも評価が高い曲の一つでしょう。80年代の作品ですが、現在に至るまで多くのアーティストによってカバーされています。


The Whistle Song / Frankie Knuckles



ハウスミュージックの草創期から活躍し、現在に至るまでのベーシックを築き上げたレジェンド、フランキー・ナックルズ。彼が1991年にリリースしたナンバーが、「The Whistle Song」です。


最近ではシンシー(ドイツのハウスDJ兼プロデューサー)が、リミックスバージョンをリリースしたように、世界中で今なお愛されつづける、ハウスミュージックの定番中の定番と言えるでしょう。


I Need You So Much / Moodymann



日本にもファンが多いムーディーマンの代表作にして、ハウスミュージックの定番ナンバーが「I Need You So Much」。ブラック&ジャジーなテイストをベースに、聞いていて心地よいサウンド構成が特徴的な曲です。


Your Love / Frankie Knuckles&Jamie principle



ハウスの先駆者ジェイミー・プリンシプルが1984年にリリースしたナンバーを、フランキー・ナックルズがDJとしてリミックスしたのが、「Your Love」です。テクノ的な反復感が陶酔感をもたらします。ハウスミュージックのクラッシックとでも言うべき1曲です。


No Way Back / Adonis Smith



シカゴのDJ兼プロデューサー、アドニス・スミスが1987年にリリースし大ヒットしたのが、「No Way Back」です。「I’ve lost control(自分自身をコントロールできない)」「Ain’t no way back(もう戻れない)」というフレーズのディープリピートが印象的。


不要な要素を一切排除してすべてがシンプルに構成された、ハウスミュージックの定番&人気曲です。


French Kiss / Lil' Louis



1989年にリリースされた、リル・ルイスの代表曲が「French Kiss」。クラブシーンでパワープレイされただけでなく、全世界で600万枚以上を売り上げるなど商業的にも大成功をおさめました。ハウスミュージックの認知・浸透に、大きな役割を果たした1曲です。


曲全体を通して「セクシーなグルーブ感」が貫かれており、挑発的&エキサイティングなハウスミュージックとして知られます。


I Want You To Know ft. Selena Gomez / Zedd



懐かしの名盤がつづいたので、最近のナンバーから1曲、ゼッドの「I Want You To Know ft. Selena Gomez」を紹介します。2015年にリリースされたこの曲は、オールドスタイルの定番曲に比べて、シンセサイザーの響きがポップにアレンジされているのが特徴的です。


若い方にはハウスの曲として、「入りやすい」曲かもしれません。