【超定番】ロックダンスの名曲7選
現代のミュージックシーンにおいても、ロックダンス(Lock dance)の存在感は際立ちます。最近ロックダンスにハマり始めた方もいらっしゃるはずです。
○ロックダンスとは?
○ジェームス・ブラウンとマイケル・ジャクソン
○ロックダンスの名曲
ロックダンスについて、以上のようなポイントから迫ります。
ロックダンスとは何か?
ロックダンスのロックは、「Rock」ではなく「Lock」です。激しい動きから一転して制止するムーブが、「鍵をかける(Lock)」動きを連想させるため、「Lock dance」と呼ばれるようになりました。
ロックダンスとロックンロール(Rock'n'roll)は、まったくの別物なのです。
ロックダンスは70年代のアメリカで、ファンクの系譜から誕生したストリートダンスで、「ロッキン」「ロッキング」とも呼ばれます。ブラックミュージックの血が根底には流れますが、現代ではハウスやエレクトロで踊るダンサーも多いようです。
ロックダンスと二人の天才
ロックダンスを語る上で、二人の天才の存在は外せません。ジェームス・ブラウンとマイケル・ジャクソンです。
マイケル・ジャクソンは、ジェームス・ブラウンにあこがれて音楽の世界に飛び込んだとされますが、現存するJBの映像作品を見ればそれも納得でしょう。JBのロックダンスは、「かっこいい」の塊。マイケルのロックダンスも同様です。
恐らく、現代のプロダンサーが見ても、彼らのロックダンスはズバ抜けてスゴイと感じるのではないでしょうか。彼らがロックダンスやポップカルチャーに残した影響は、計り知れません。
最近ロックダンスに興味を持ち始めた方は、ぜひ二人の映像作品をご覧ください。凄まじいキレと正確なステップ。二人のロックダンスは、何度でも見る価値が十分にあります。
ロックダンスの名曲7選
JBやマイケルはもちろん、ロックダンスを語る上で外せない定番を7曲紹介します。
Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine / James Brown
帝王ジェームス・ブラウンの代表曲で、ロックダンスの超定番です。日本人には、「ゲロッパ」の曲としておなじみでしょう。
16ビートのリズムに乗せて反復されるゲロッパのシャウトと分厚いホーンセクションが、心地よい陶酔感を誘うファンクです。何より、JBのほとばしる情熱がヒシヒシと伝わってくる曲なので、イベントなどでも盛り上がるのに欠かせない1曲と言えるでしょう。
Soul Power / James Brown
帝王JBのロックダンスのスタンダードをもう1曲上げるとすれば、「Soul Power」かもしれません。JBのシャウトと、キレっキレのロックダンスが堪能できる名曲です。現代においてもなお、サンプリングの元ネタによく使われます。
余談ながら、1974年にザイールで開催された伝説のイベントの模様を収めたDVD、「ソウルパワー」も必見の一枚。若き日のJBとB.B.キングの最強パフォーマンスが堪能できる、名盤中の名盤です。
Dangerous / Michael Jackson
ダンスと言えばマイケル・ジャクソンですが、そんな彼のロックダンスナンバーと言えば、「Dangerous」かもしれません。マイケルのダンスは人間離れをした体の動きが有名ですが、この曲ではロックダンス独特の動きが思いっきり堪能できます。
寸分の狂いなく繰り出されるマイケルの正確なステップは、すべてのダンサーにとっての「教科書」と言っても過言ではないでしょう。あらゆる動きを完璧にこなすマイケルは、改めて努力の天才なのだと痛感します。
Jungle Boogie / Kool And The Gang
「Jungle Boogie」は70~80年代にビッグヒットを連発した、クール&ザ・ギャングの代名詞的なナンバー。一般的なロックダンスの曲から見ればやや遅めなテンポですが、キラキラしたホーンセクションの使い方が印象的なナンバーです。
マドンナやジャネット・ジャクソンにも、大きな影響を与えた曲としても知られます。
Call Me / Skyy
1981年にリリースされたスカイの名曲が、「Call Me」です。古き良き時代のディスコを思わせる、王道的なメロディーラインが印象的。ロックダンスナンバーとして、聞いていてシンプルな心地よさがあります。
エレクトリック・ファンクの古典として、今なおダンサーには根強い人気がある曲です。
I Feel for You / Chaka Khan
「チャカ、チャカ、チャカ、チャカ・カーン」というラップが特徴的な、チャカ・カーンの代表曲が「I Feel for You」です。1984年にリリースされたMVでは官能的なロックダンスと、懐かしの80年代テイストが存分に楽しめます。
HOW GEE / Black Machine
ブラックマシーンの「HOW GEE」は、クラブハウスのイベントなどでもいまだに使われまくる、ロックダンスの定番です。ロックにしてはテンポがゆったりした曲なので、初心者の方がロックダンスの練習曲に使うには、最適なナンバーかもしれません。