ダンスバトルってどうやって勝敗が決まるの?観戦が100倍面白くなる「ジャッジの視点」

「どっちも凄かったけど、なんであっちが勝ったの?」

「審査員はどこを見ているの?」


ダンスバトルを観戦していて、勝敗の基準が分からずにモヤモヤした経験はありませんか?フィギュアスケートのように明確な点数が出るわけではないので、難しく感じるかもしれません。


しかし、ジャッジは決して「なんとなく」で決めているわけではありません。そこには明確な「評価基準」が存在します。今回は、これを知れば観戦が100倍面白くなる、バトルの視点について解説します。


1. 3つの主要な評価基準


多くのバトルで重視されるのは、「技術(Foundation)」「音楽性(Musicality)」「個性(Originality)」の3本柱です。


技術(Foundation)


ダンスの基礎力です。ステップの正確さ、体のコントロール、技の完成度などが問われます。どんなに派手な動きをしても、軸がブレていたり、形が崩れていたりすると評価は下がります。「安心して見ていられる上手さ」と言い換えてもいいでしょう。


音楽性(Musicality)


「どれだけ音と遊べているか」です。DJが流す即興の音楽に対し、そのビートやメロディをどれだけ的確に体で表現できているかを見ます。予想外の音ハメが決まった瞬間、会場は大きく湧き上がり、ジャッジの評価も跳ね上がります。


個性(Originality)


「その人らしさ」です。誰かの真似ではなく、独自のスタイルやアイデアがあるか。新しい動きを発明したり、キャラクターで会場を魅了したり。技術が劣っていても、圧倒的な個性で勝利をもぎ取るケースも珍しくありません。


2. バトルの「会話」を見る


ダンスバトルは、ダンスを使った「会話(コミュニケーション)」です。


相手が挑発してきたら、ダンスでどう言い返すか。相手が凄い技を出したら、自分はもっと凄い技で返すのか、あえて余裕のあるステップで透かすのか。この「駆け引き」が見えてくると、バトルは最高に面白くなります。一方的に踊るのではなく、しっかり相手と向き合っているダンサーは評価されます。


3. 会場の空気感(Vibes)


最後に、理屈抜きの「空気」も重要です。その場にいる観客全員をロックし、会場全体の空気を自分のものにしたダンサーが勝つ。これはダンスバトルならではの醍醐味です。


さいごに


勝敗の基準はジャッジの主観も含まれるため、絶対的な正解はありません。「自分は負けたと思ったけど、ジャッジはあっちに挙げた」ということもよくあります。


それも含めて「生モノ」のエンターテイメントとして楽しんでみてください。「今の音ハメ凄かった!」「あの子のスタイル好きだな」と、自分なりの推しポイントを見つけるのが、一番の楽しみ方です。